個人賠償責任保険について

物を壊したり、怪我を負わせてしまったりなど、家族以外の第三者に対して賠償責任を負ってしまった事故を補償するのが「個人賠償責任保険」です。自分だけでなく、家族が関わった事故に対しても補償されるのがこの保険の大きな特徴ですが、一体どのような補償内容になっているのでしょうか。

補償されるケース

個人賠償責任保険で補償されるケースとしては、自転車に乗っていて歩行者とぶつかり怪我をさせてしまった時、車とぶつかって傷をつけてしまった時、自分の子供が他の子に怪我をさせてしまった時、飼い犬が他人に噛みついて怪我をさせてしまった時、浴槽や洗濯機から水があふれて階下の部屋が水浸しになった時などが挙げられます。

特に、東京や千葉などの関東首都圏は集合住宅が多いため、ベランダから物を落として階下の住民にあたる、車や物を傷つけてしまうといったリスクも多々あります。こういった普段の生活の中で起こり得る賠償リスクを補償してくれるのが、個人賠償責任保険なのです。

知っておきたい注意点

では反対に、どのようなケースでは補償対象から外れてしまうのでしょうか。それは、保険契約者の故意によって発生した損害や、同居している家族に対する損害賠償責任、職務中に発生した賠償事故、車両の所有や使用管理によって発生した事故、第三者から借りた物を壊した場合などです。

職務中の事故や車両に関わる事故は、自動車保険など別の保険で対応する事になります。また、第三者から借りた物や預かった物を壊した場合も、補償対象から外れています。保険で対応できると思っていた事故が「実は補償対象外だった」という事にならないためにも、補償が適用されないケースを知っておく必要があります。

加入するには

個人賠償責任保険は、単体では販売されていません。自動車保険や火災保険などの特約として販売されている事がほとんどです。そのため、現在入っている保険の特約として加入できるかもしれませんので、保険見直しをなさって確認してみるといいでしょう。また、新しく保険を契約するのでしたら個人賠償責任保険が特約についているかチェックしておく事をおすすめします。

保険相談ができる当社では、保険診断や保険見直しのご提案をしつつ、保険の仕組みをわかりやすくお伝えしながら最適な保険選びをお手伝いします。保険選びや保険についての事なら、お気軽に当社の保険相談をご利用下さい。

イラスト画像(水色の芽)